コラム

報道ステーションの福井トシ子会長の話した内容まとめ

報道ステーションに日本看護協会の福井トシ子会長が出演して看護の現状を訴えました。

Twitterでは批判も多いですが、実際に映像を見て話している内容を聞き簡潔にまとめました。

Contents

人手不足に関して

離職の理由は様々ある。春からのコロナ対応で疲労困憊していることも原因の一つである。

病院で働くこと自体が感染のリスクであり、そのことで家族の理解が得られずに離職している人もいる。

潜在看護師について

潜在看護師の復職支援について、ナースセンターに登録している看護師に一斉にメールを配信して復職を呼びかけた。

その結果2100名の看護師が復職して、主に軽症者施設で対応にあたっており人員として定着している。

潜在看護師は離職期間が長い人はすぐに重症者を見られるようにはならない。離職期間が短い人でも訓練が必要で、その教育にも人材が必要である。

人員を増やしたい現場であるが、医療機関の減収で看護師の雇用を守ることも困難な状況になっている。

看護師の負担を減らすために

コロナ病棟では看護師が清掃業務まで担っているが、代わりに清掃業者に行ってもらいその経費は国が建て替えるという方針が菅総理から出た。

このことに関して非常に感謝している。

近日中に清掃業者の団体と会合を行う予定。清掃業者への感染リスクを下げるための教育に関しては看護師から人員を出せるように準備している。

看護師への手当について

感謝はもちろんだが、待遇改善としてが必要。

慰労金で20万円出たがそれは一時的である。

第一波からずっとリスクにさらされているため、継続的な補償として4月までさかのぼって1日4000円の危険手当を訴えている。

日本の医療を支える看護師とその家族がどんな思いなのか実情を知ってほしい。

看護師に対しての誹謗中傷は実際にある。

コロナに感染した患者さんへ防護服を着て近づくことに対して、患者さんから「やりすぎだ」と言われたこともあると聞いた。

会長が一番必要だと思うこと

ちょっと気にかける、誰もが感染すると思うこと。

第一波の頑張りを思い出して国民みんなで乗り越えよう。

メッセージ

日本の医療を救え!

自分のふるさとは自分で守ろう!

まとめ

以上が福井トシ子会長が報道ステーションで話した概要です。

どう感じるかはその人次第ですが、言っていることは確かで間違いないと思います。

個人的にはもっと現場で戦う看護師へのメッセージを言って欲しかった。

看護協会として全力で処遇改善に努めるといってもらえたら現場で働く看護師も看護協会の存在意義を感じられたのではないでしょうか。