看護師の副業・アルバイトには単発案件というものがあります。
その日、1日だけ仕事に行って時給や日当でお給料をもらう働き方です。
今回は病棟夜勤バイトのお仕事内容をまとめます。
Contents
夜勤バイトとは
夜勤バイトは主に病院の病棟業務やショートステイ、老健施設などの夜勤の仕事を行うアルバイトです。
病院の種類としては急性期病院ではなく、療養型でわりと小さい規模の病院が多い印象です。
ショートステイや老健施設もそれほど規模が大きくない施設で夜勤バイトを募集している場合が多いです。
看護師の仕事内容
夜勤バイトの仕事内容は普段病院で行っている夜勤の仕事ができていれば病院以外の施設でも問題なくこなせると思います。
ただし看護師1~2年目で経験が少なく先輩のフォローなしではひとりで働くのが心配な人は夜勤バイトに行くべきではありません。
夜勤バイトはある程度看護師としての経験を積んでから行きましょう。
患者さんのバイタル測定、食事の介助、薬剤管理、おむつ交換、体位交換など普段やっている業務を違う施設でも同じように行うとイメージしていて問題ありません。
施設によりますが、基本的には療養型の病院や施設でのお仕事になりますので医師から指示を細かく受けたり、入院を受けたり、手術が帰ってきたり・・・
なんていう状況はほとんどないでしょう。
心配だという方は仕事を受ける前に派遣会社に仕事内容の詳細を聞いてから決めるか、思い切って一回働いてみるかです。
もし忙しくてクタクタになっても単発バイトですから、とりあえず一晩頑張れば自分が同じ施設の仕事を受けない限りまた働く必要はありません。
常勤で勤めている場合、メインの仕事よりしんどい場合はそれ以降その施設に行くのは検討しましょう。
バイトは自分の休みを削って行うので普段よりきつくないものを選ぶべきです。
このように自分で働き方を選ぶことができるのも看護師単発バイトのいいところです。
勤務時間とタイムスケジュール
勤務時間は2交代の夜勤と同じになるのでその施設によって違うのですが17:00-9:00か19:00-9:00などの時間が多いです。
残業の有無もバイトに行く施設によって違うので一概には言えません。
しかし派遣バイトの場合、残業代は15分刻みで請求できるので残業になった場合はしっかりと残業代を請求しましょう。
勤務の流れ
【スケジュール例】
【17:00】申し送り 勤務開始
【18:00】食事配膳 注入実施 内服投与
【19:00】ラウンド バイタル測定 投薬
【22:00】消灯 カルテ記載
【0:00】交代で仮眠 コール対応
【5:00】ラウンド準備
【6:00】採血・バイタル測定
【8:00】朝食配膳 内服投与
【9:00】申し送り 勤務終了
看護師ならほとんどの方が夜勤を経験していると思うのですが、自分がイメージしている夜勤の忙しくない版と考えていていいと思います。
考え方を変えれば、アルバイトで夜勤を雇っても病棟が回るような状況となっているはずです。
求められる仕事の質はそこまで求められません。
決められた業務をきっちりこなす責任感さえあればできます。
時給や給与
夜勤バイトの場合は時給でなく夜勤一回につき○○円といった給与体形になっています。
私が経験した夜勤給与は1.5万~3.4万です。
病院の夜勤バイトは高くなり、介護施設の夜勤バイトは安くなります。
また地域差も給与に大きく影響します。
肉体労働度
夜に働く仕事で楽な仕事はないですよね。
誰だって基本的には夜は働きたくないものです。だからこそ夜勤バイトが存在するのですが…
普段病院にお勤めの方なら、いつもの夜勤よりはしんどくないというのが実際に夜勤バイトに行った私の感想です。
看護師の単発バイトすべてに言えることですが同じ施設に行けば行くほど慣れるので楽になっていくのは間違いありません。
楽しさ・満足度・やりがい
夜勤バイトだから特別やりがいがあるといったものはないと思います。
しかし看護師の仕事は患者さんとの関わりの中でやりがいが生まれるのでそこで感じる楽しさ、満足度は常勤であれバイトであれ等しく存在します。
また夜勤が終わった達成感もバイトであっても同じです!
総合評価
仕事内容:★★(慣れないと不安があります)
勤務時間:★★(辛くない夜勤はありません)
時給 :★★(時給換算にすると安い場合が多い)
肉体労働:★★(楽な夜勤はありません)
やりがい:★★(普通だと思います)