看護師の転職で人間関係を挙げる人は非常に多いです。
また求める転職先の条件も『人間関係のいい職場』がよく言われます。
しかし人間関係が理由での転職はあまりうまくいきません。
なぜなら人間関係とは自分で築き上げるものだからです。
良い人間関係とは転職先にあるのではなく自分で築き上げるもの
Contents
転職理由に人間関係を挙げるなら部署異動でいい
自分の病棟の人間関係に疲れて転職を考える人は非常に多いです。
実際に働いていても人間関係に悩んでいる人は多いし自分自身も苦労しています。
看護師の仕事は同じ仕事をみんなで共有するため誰がどこをできていないかが他人に筒抜けになってしまいます。
こうした仕事の抜けをなぜか必要以上に指摘してくる人がおり、こうした人が病棟で力を持つとみんなピリピリして働いてしまうことになり、人間関係が良好に保たれません。
しかしこうした人間関係の悪さは院内全体でしょうか?
違うはずです。数百床の病院で働いていればわかると思いますが、同じ病院でも横の病棟はまるで違う国のようではありませんか?
同じ病棟であっても細かい決まり事や病棟の雰囲気は違います。
先日私の勤め先の病院で入退院を繰り返している患者さんが
『ここの病棟は元気がいいね〇〇病棟は看護師さんがみんな怖いから』
なんて事を言っていました。
こうしたことからも人間関係はその病棟だけの問題であって自分の転職理由が人間関係なら異動で十分だと思います。
人間関係が悪いのは実は自分の病棟だけかもしれない
転職よりも異動のほうがコストが少なくて済む
病院の多くは看護師の給料は固定昇給の形をとっています。
つまりその病院では働く期間が長くなるほど基本給が上がっていき給料自体も良くなていくような給与体型です。
自分の転職理由が異動で済むのなら自分の経験年数に応じた昇給を手放さずに済みます。
月々の額はそれほどかもしれませんが年間で見たり、ボーナスで見ると転職よりも異動のほうが給料が下がらない場合が多くあります。
人間関係の他にも時間どおりに帰れないことも異動で解決できるかもしれません。
是非一度自分の上司に相談してみてはいかがでしょうか?
転職よりも異動のほうが色々楽です
良好な人間関係が始めから保証されている職場なんてない
そう入っても自分の気持を変えるためにも転職を選ぶ方もいますね。
新しいことに挑戦するのは非常にいいことなので応援します!!
しかし『人間関係のいい職場』を転職先の条件に挙げている方は注意が必要です。
人間関係は自分で築くもの
人間関係のいい職場とは一体何でしょうか?
いい人間関係とは自分にとっていいものである必要があります。
つまり自分で自分にとっていいように作っていかなければならないのです。
この事を忘れて次の転職先で働いていては、また人間関係が原因で転職を考えるはめになるかもしれません。
良好な人間関係には理由があります。
人間関係を理由に上げて転職を考える場合、次の転職先であなたは自分が求めるような人間関係を自分で構築していくべきです。
そのために簡単にできることはこのようなことです。
・元気に笑顔で挨拶をする
・相手の目を意識的に見て話
・相手の名前を呼んで話をする
・人の陰口を言わない
・人の目を気にしすぎない
・経験年数を問わずわからないことは教えを請う
こうした好意の日々の積み重ねが良好な人間関係を築いていくのです。
転職先で良好な人間関係を築くためにぜひ実践してみてください。
人間関係は自分が築くしかない
まとめ
転職理由によくある人間関係ですが、もし異動で解決できるならいいでしょう。
しかし心機一転、転職を選択する場合は転職先で、自分が求めるような人間関係が構築できるように努力が必要です。
意を決して行った転職が無駄にならないように、自分で良好な関係を作っていきましょう。