看護師をしていたら一度はきいた事のある言葉
『仕事やめたい・・・』
もしかしたらあなたも言っているかもしれませんね。
少し古いアンケートですが自治労連が看護師にこんなアンケートを行いました。
【看護師が辞めたい理由】
人員不足で仕事がきつい 44.2%
賃金が安い 33.9%
思うように休暇が取れない 33.1%
夜勤がつらい 31.6%
出典:自治労連「看護職員の労働実態アンケート(2014年)
複数回答可であるため、%の割合が高ければ高いほどアンケートを受けた看護師が答えた割合が多いことを示します。
こうした仕事をやめたい理由をどう解決するのか。
方法の1つは転職です。
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人員不足で仕事がきつい
現在急性期病院では7:1看護で看護師は仕事をしていますが、7:1看護が取れなければ10:1のように看護師1名が受け持つ患者割合はどんどん多くなる傾向にあります。
特に今まで7:1看護だった病院が10:1看護になった場合は大変です。
今までと同じ仕事量を少ない人数で裁かなくてはなりません。
こうした状況が起こると仕事やめたい1位の理由『人員不足で仕事が辛い』が現場で働く看護師の口から発せられます。
この問題は自分ひとりでは解決できない
人員不足は自分の力では解決できない問題の1つです。
特に看護師の割合が病床数によって決められる場合は自分がいくら努力しようが人員不足は解決されません。
この問題を根本的に解決するのは、今働いている現場よりも条件のいい環境へ転職するしかありません。
人員不足の問題は看護師を最も疲弊させる問題でもあり転職の理由にもなる事だとわかります。
賃金が安い
看護師の給料は夜勤手当の割合がおおきく夜勤回数によってもらう収入に大きな差が生まれます。
私の場合月給に占める夜勤手当の割合は約20%です。
看護師の給料が上がらない理由
看護師の給料が上がらない理由は、病院は医療保険で経営されているからです。
医療保険というルールのもとで利益を出していく必要があるため、一般企業と違い利益が青天井ではありません。
ある程度の収益見込みを立てて経営されており、看護師の給料を上げる仕組みになっていないので給料は上がらないのです。
この問題も環境が要因であるため、問題解決のためには転職を視野に入れる必要があるでしょう。
思うように休暇が取れない
正規職員として病院に働いていれば毎年有給休暇は20日もらえると法律で決まっています。
しかしこの有給を消化できている看護師がどれだけいるでしょうか。
むしろ消化しきれなかった有給はないがしろにされていつの間にかなかったことになっていませんか?
実際に私も毎年有給休暇はたっぷりと残したままいつの間にかリセットされています。
休暇を取れる病院は人員が多い病院
有給が取れなかったり希望休がとれない環境で働いている場合も自分の努力ではどうすることもできません。
休みがなくて体がしんどくなったり、プライベートの時間が充実できない場合はやはり転職を視野に入れていいと思います。
夜勤が辛い
看護師なら誰しもが抱える夜勤問題。
年々夜勤をするのがきつくなるのは先輩からよくよく聞いています。
しかしどうやって夜勤を卒業すればいのかわからない。
夜勤を卒業したいけどお金のことを考えたらそれはできない。
理由はそれぞれあると思いますが、忘れてはいけないのは看護師の年収の20%は夜勤手当が占めているということです。
夜勤卒業のために考えるべきはライフ・ワーク・バランス
夜勤を卒業するためには自分の決断が一番必要です。
『給料は下がっていい、夜勤をやめたい。』
のか、
『給料は必要、夜勤を続ける』
のか。
腹をくくらずいつまでも文句ばかり言っていては問題は解決できなし、不満が溜まるだけです。
夜勤問題はお金と表裏一体です。あなたのこの問題を解決出来るのはあなただけです。
環境を変えて日勤だけにするなら転職も視野に入れましょう。
問題解決には転職が有効だが、万能ではない
看護師の多くが今の職場に不満を持ちながら働いています。
今みてきたようにそうした不満や問題に関して、転職は非常に有効な手段です。
しかし転職が万能だと思っていたら、そうでなかった場合に大きな落胆につながります。
転職で環境を変えることは有効ですが、いちばん重要なのは自分が看護師という仕事にどのように取り組み働いていくのかです。
その姿勢を忘れず、もし転職という手段を取るならきっと納得のいく転職ができると思います。
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