看護師にとっていい病院に就職や転職が出来るかは自分の看護師人生を大きく左右します。
特に転職ともなると今よりいい環境を求めて転職するわけですから、転職失敗は避けたいですね。
そうした失敗を避けることができる、いい病院と悪い病院を見抜く簡単な質問があります。
それは
『給与交渉ができますか?』
という質問です。
・給与交渉ができる病院なら要注意
・給与交渉ができない病院ならその他の環境も整っている可能性が高い
このように判断できます。
Contents
看護師の身分が保証された病院は基本的に給与交渉できない
看護師の身分が保証されているとは、就労規則が遵守され給与体系が明確的に決められている状態を言います。
就労規則とは福利厚生や休みの規定がありその職場で働く看護師全員に適応されるルールであり、雇用者側と働く看護師が対等の立場で定められているルールです。
国立病院・大学病院・総合病院・企業系病院・市立病院においては基本的に給与交渉はできません。
給与交渉ができない理由
こうした病院の給料は基本給が等級によって定められているからです。
等級とは多くの場合、経験年数によってそれぞれの看護師に振り分けられるレベルみたいなもので、等級が高くなると基本給が高くなります。
経験年数によって毎年上がっていきます。
給与交渉ができな理由はこうした等級があり、そこで働く看護師には平等にこのルールが適応されて給料が決まるため交渉ができないのです。
ちなみにいま私が働いている病院も等級で基本給が決まっています。
毎年4月の給与明細に等級アップの通知書が同封されています。
明確なルールがあるから守られる
給与交渉ができないなんて融通がきかない・・・
なんて感じるかもしれませんがこうした厳格で明確なルールがあるからこそ、その職場で働く看護師の身分は守られているのです。
とくに有給や休みの仕組み、福利厚生などが守られる風土が育っているのがこうした病院の特徴です。
給与交渉ができない病院のほうがいい病院である可能性が高いことがわかったのではないでしょうか?
給与交渉ができるなら要注意の理由
給与交渉ができるといことは逆に上で紹介した病院とは真逆で給与制度が曖昧な場合がおいです。
つまり看護師の給料がその病院の経営者のさじ加減で決まっている可能性があるということです。
こうした場合特に昇給に関して曖昧になっていることがあるます。
経営者のさじ加減での給与形態であれば、仕組みが決まっている病院で年次昇給であっても、こうした病院の場合数年働いても昇給なしということがあるかもしれません。
他の決まりも曖昧の可能性高い
給与制度だけでなく、休日の決まりや福利厚生の決まりも曖昧で守られない可能性が高いです。
つまり休日出勤を余儀なくされたり、休みが取れなかったりということがある可能性が高いのです。
結局決まりが明確でないので看護師の身分が厳格と守られていない、ということになります。
いつこの質問をすればいのか?
この質問は転職先の面接を受けて、内定が決定してから聞くようにしましょう。
自分の担当についていくれている転職コンサルタントの方に聞いてみるのがいでしょう。
自分で就活をした場合は内定通知をもらった後に人事課に聞くのが良いでしょう。
面接のときや内定前に聞くと転職先の心象が悪くなり内定をもらえない可能性があります。
なので内定後に転職コンサルタントや人事課に
『ちなみに給与交渉はできますか?』
『給与体型が決まる仕組みはありますか?』
と質問してみましょう。
勇気がいる質問だと思いますが、転職コンサルタントや人事課の方はきっと教えてくれます。
逆にわかりませんと言われた場合は給与形態が決まる仕組みを知りたいので調べてくださいと依頼するのもいいでしょう。
まとめ
いい病院には条件があります。
それは看護師の身分が明確にルールで決まっていることです。
そうしたルールが決まっている職場では看護師が病院にとって大切なものだと経営陣が認識している可能性が高く、働きやすい環境が提供されている可能性が高いです。
能力給やノルマがない看護師であるからこそ、特に給料が決まる仕組みは明確化されていることがいい病院の条件に1つになるのです。
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