看護師の転職の時期で最適なのは実際に病院で働いていればよくわかります。
だいたい中途採用の人が入職してくる時期から逆算すればつかめます。
看護師の転職に最適な時期は
4月入職or1月入職に合わせて就職活動を行えばいい
ということです。
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中途採用の人が入職してくる時期が4月と1月の理由
病院で働いていたら突然中途採用の人が入職してくる事ないですか?
こうした経験から自分の病院で中途採用の人がどの時期に入職してくる傾向があるのかを調べたところ4月と1月ということがわかりました。
4月である理由
転職者が一番入職してくる時期が4月です。
理由は一番教育しやすい時期だからです。
新たに入職してきた人たちには研修が必要ですね。電子カルテの操作方法、クリニカルパスの運用の仕方、接遇研修・・・
こうした研修を新卒の新人と一緒にするのが一番効率が良く、病院としても勝手が良いのが4月なのです。
新人の研修と合わせて中途採用の転職者の研修もやってしまえば、改めて中途採用の転職者用の研修を行う必要はありません。
こうした病院の年間スケジュール的に4月入職に合わせて転職活動をするのが良いでしょう。
1月である理由
調べてみると1月も中途採用の転職者が多く来ていることがわかりました。
これも理由は4月の理由と似ています。
1月に入職すると4月からの研修を受けやすくなる事と、冬は病院が忙しくなる時期なので、人員がマイナスの病棟に人員増加したくなる時期だからです。
実際に毎年私の病院にも1月ごろ中途採用の人が来て4月から研修を受けるような働き方をしています。
このように病院スケジュールと繁忙状況を考えると転職に適した時期が見えてきます。
4月入職するためにはいつから転職活動をするべきか?
4月入職を目指して転職活動するには半年くらいの準備期間があると良いでしょう。
病院で働いていると慣例的に9月末に3月に退職する意向を病院側に示す必要があります。
実際には退職の意向を示した場合、職場は本人の意向を無視して身分を縛ることはできません。
確実の今の職場を離れる決意がある場合は9月末のやめる意向を伝えて9月頃から転職活動を初めて、年内決定を目標にして就職活動をしましょう。
他の職場も同様に3月退職希望者を9月末に募っているので、その人員を埋めるために年末は4月採用の求人が増えやすくなっています。
良い転職先が見つかったら転職しようと考えている場合は年内に転職先を決めて、年末までに退職の意向を伝えましょう。
そうすればそれほど今の病院に迷惑をかけることなく転職できると思います。
『9月末までに言ってもらわないと受け付けられない』
と言われる場合もあるでしょうが、法律上は退職の14日前であれば問題ないとされています。
もっと根拠を持って交渉したい場合は自分の職場の就労規則を探して退職に関連する項目を読んでみましょう。
退職するからと言って喧嘩腰にならずに、争わずして勝つ姿勢で行きましょう。
1月入職するためにはいつから転職活動をするべきか?
1月入職するなら8月末には転職活動を始めましょう。
この時期の場合、前職場を辞められるかが大きな問題となります。
先程も述べたように法律上は14日前ですが、シフト勤務の看護師です。
勤務表が作られることを考えるとできるだけ早く始めて、転職先を決めて退職交渉をしましょう。
有給が残っている場合はそれを消化して休みたいと思うので、やはり早く始めるのが良いでしょう。
とくに1月入職の場合は短期決戦だと決めて転職先と退職の意向を短期間で決めて交渉を進めてく必要があります。
これには頑張りが必要ですが、周りに迷惑がかかることを恐れすぎず、自分の意向を通してもらえるように交渉しましょう。
基本姿勢は争わずして勝つ。
喧嘩腰ではなく、相手の意見を聞いているふりをしつつ最終的には退職が目標です。
このときの交渉の場合も就労規則に書いてあることが有利に働いたり不利に働くことがあるので一度目を通すことをおすすめします。
行きたい病院がある場合は求人情報に従う
転職先として行きたい病院がある場合は、その病院の求人情報をホームページで確認してその情報に従いましょう。
人気のある病院は募集は年に1回のスケジュールで行っている場合があるます。
この場合は期間を外すと思うように就職できない可能性があるので注意が必要です。
もし募集期間が終了していても、諦めてはいけません。
直接病院に交渉することで面接をしてくれる場合があるので積極的な姿勢が必要です。
行きたい病院がある人は特に注意しましょう。
まとめ
看護師の転職に最適な時期は病院の年間スケジュールと繁忙状況から推測できます。
しかし納得行く転職をするためにはやはり時間をかけてじっくりが基本です。
この事を忘れずに、転職活動を進めていきましょう。