男性看護師もどの看護師とも同じように仕事が辞めたくなるときありますよね。
特に女性の中に混じって働いている男性看護師の場合、抱えているストレスは実は大きいこともありますね。
私も以前女性の中に1人だけ男性として働いていました。
当時は自覚がなかったのですが今男性看護師が多い環境で働いていると自分なりに1人でストレスを抱えていたと思います。
そうした仕事のストレスを抱えて仕事が辞めたくなったときに男性看護師が考えるべきことは3つ
・今後の自分のキャリア
・年収
・働く環境
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長く働く男性看護師だから今後のキャリアは重要
男性看護師として働いていると感じることですが、私達は産休や育休がないため女性看護師と比べると長く働くことができます。
自分のキャリアを止めることなく働き続けられるわけです。
そこで重要になってくるのがキャリアの話です。
今後も長く働く上でどのように看護師というキャリアを進めていくのかです。
看護師のキャリアは大きく分けて3つに分けられると思います。
キャリアその1:管理職になる
一番わかり易いキャリアの進め方が管理職になることです。
看護師長や副師長にあたる役職に向けてキャリアを進めていくことです。
長く働ける男性看護師だからこそリーダーシップを発揮して管理職を目指すという考え方です。
この場合は仕事が辞めたくなってもその職場を離れると管理職になれる可能性が低くなるのでやめるべきではありません。
管理職になるためには、その病院ある程度働いて他のスタッフからの信頼を得ることが必要です。
もし将来的に管理職を目指すのであれば、今の職場は離れるべきではありません。
キャリアその2:スペシャリストになる
看護師の業界で言うスペシャリストとは認定看護師や専門看護師がそれに当たります。
管理職でなくスペシャリストになるという選択肢。
しかしこの選択肢もその病院である程度働いて、病棟や院内全体の仕事の中でその分野で適する人材になる必要があります。
スペシャリストになることを考えると仕事をやめたくてもその病院にとどまって周囲からの信頼を集めるほうが選ばれる可能性は上がります。
キャリアその3:スタッフとして働き続ける
実は一番看護師で多いキャリアの進め方がスタッフとして働き続けることです。
職場でも自分のキャリアのすすめ方を考えるように言われますが、全員が管理職になたりスペシャリストにないたいわけでありません。
生活のために看護師をしている人も多いでしょう。
別に悪いことではないし私はそれが一番自然な考え方だと思います。
仕事がすべてではなく、キャリアとは仕事+自分の生き方+生活で考えるもの。
仕事だけではなく人生という大きなくくりで考えると少し楽になりますよ。
スタッフとして働き続けるつもりなら、仕事が辞めたいを強く感じる場合は一度その職場を離れてもいいのではないでしょうか?
もちろん異動が出来るのであればそれもいいと思います。
辞めたい理由にもよりますが自分のキャリアでスタッフであることを選ぶなら転職も視野に入れましょう。
それも自分のキャリア形成です。
看護師の年収を上げるのは夜勤+勤続年数
看護師の雇用体型は企業と違って年一回の固定昇給の場合が多いです。
つまり経験年数に応じて毎年一定額が基本給にプラスされていく形式です。
仕事が辞めたくなってもやめられない理由はお金の問題ですね。
自分の年収を下げたくななら仕事をやめるべきではありません。
固定昇給なので今の職場を離れてしまっては昇給した基本給を手放す形になてしまいます。
仕事が辞めたい理由が人間関係や残業が多いということなら、異動でその問題は解決できませんか?
看護師の給料が多いのは夜勤と勤続年数であがる基本給のおかげです。
もちろんそれでも給与が充分でないと考えるなら転職を考えてもいいでしょう。
とくに関西・関東や地方中心都市の看護師不足地域なら転職で年収アップも可能です。
こうした環境にいる場合は、看護師転職サイトを利用して自分の条件にあう病院を比較して紹介してもらう方法で転職を進めるのが効率よく転職できます。
働く環境
看護師をやめたいと思う理由が時間どおりに終わらない仕事も多い理由です。
仕事が毎日残業続きで自分の時間がほとんど取れないような場合はその職場を離れることも考えていいと思います。
最近では働き方改革で看護師の働き方も変化してきています。
私の病院でも毎月行っていた病棟会がなくなりメール会議になりました。病棟会は休み日も給料が出ないのに出ていく必要があったので本当に嫌でした。
その他有給取得5日以上の義務化も始まっています。
このように私達看護師の労働環境も変化してきていますが、そうした良い変化を感じられない時は病院自体が看護師の労働環境を考えていない証拠。
転職を考えて労働環境のいい職場を探しましょう。
まとめ
男性看護師でも仕事が辞めたくなるときありますよね。
でも家族を養っていく必要がある男性看護師だからこそ仕事に対して向き合って今後のキャリアや年収は考えていくべきです。
また自分の労働環境を考えてその場に留まるのか、転職するのかを考える。
その場で頑張ると決めたら頑張る。
転職するならダラダラせず探してみる。
実はまた考えようと保留にすることがじぶんのストレスを増やすことにつながります。
仕事が辞めたくなったときこそ自分の仕事への向き合い方を考えてみましょう。