看護師で副業をしている方はいつも職場に副業がバレるのではないかと不安だと思います。
特に副業1年生の時は私もそうでした。
毎年年末にもらう源泉徴収票ですがこれで副業がバレることはあるのでしょうか?
答えはNoです。
Contents
看護師の副業は源泉徴収票でバレないのか
源泉徴収票とは?
源泉徴収票と言われてパッと思い浮かばない方も多いと思いますが、これは大事な書類ですので職場からもらったら大切に保管しましょう。
これが源泉徴収票です。見覚えありませんか?
源泉徴収票には支払金額・給与所得控除後の金額・所得控除の額の合計額・源泉徴収税額を中心として各種控除の金額などがずらずらと並んでいます。
シンプルに考えると源泉徴収票からわかることは
①自分の年収
②自分の手取り年収
③その他
と考えることができます。
自分の年収−各種税金=手取り年収です。
つまり自分の年収、税金として払っているお金、受けた控除額がわかるわけです。
源泉徴収票だけではバレない
上で書いたように源泉徴収票からは、それを発行した自分の勤め先から支払われるお金のことしかわかりません。
源泉徴収票は1つの勤め先から1枚ずつ発行されます。
もし副業として単発派遣バイトに行った場合、登録した派遣会社から源泉徴収票が年末に送られてきます。
つまり自分の勤め先と副業の源泉徴収票それぞれ1枚ずつ、合計2枚が手元に来るわけです。
仮に単発派遣バイトを複数の派遣会社を使って行っていた場合は利用した派遣会社の数だけ源泉徴収票が発行されます。
自分の勤め先と副業の源泉徴収票は別々であり、自分の勤め先は副業の源徴収票を見れるわけはないので、バレないということです。
源泉徴収票で何をするのか
源泉徴収票ですること、それは確定申告です。
副業で単発派遣バイトをした方は確定申告を行いましょう。
副業をする前は職場で年末調整という形で職場が自分たちの代わりに確定申告をしてくれる仕組みがあります。
しかし副業で自分の勤め先以外から給与所得がある場合は副業分の税金の申告が必要なので確定申告してください。
これは職場にバレるバレないの話ではなく脱税になるので必要です。
初めて確定申告をする方は難しく感じるかもしれませんが心配いりません。
コンビニに売っているような『初めての確定申告』的な本を1冊買えば簡単にできます。
私も始めて確定申告をした時は不安で手間もかかりましたが、こうした本を利用することでかなりわかりやすく、理解できます。
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実際に税務署から返金があったときは
『取り戻した感』がかなりあるので一度やってみてください。
お金が欲しいならお金の勉強をするが基本です。
確定申告をすれば自分がいかに高い税金を払っているのかわかります.
また各種控除(お金が帰ってくる)のしくみも分かるようになるので勉強のつもりで頑張りましょう。
職場で年末調整をしたけど、確定申告は必要?
本来であれば本業だけの稼ぎなので
職場での年末調整=確定申告
でいいのですが、副業で本業の職場以外からの収入がある場合は職場での年末調整をしていても確定申告が必要です。
もし職場でもう年末調整をしてしまったという人も、確定申告をして問題ありません。
ただし職場に出してしまっている生命保険の領収書などの各種控除書類を再発行しないといけませんので注意してください。
副業を続ける際は次年度以降、職場での年末調整は不要です。
『ふるさと納税をたくさんして確定申告が必要なんです』
といって自分で確定申告をするようにしましょう。
副業は住民税でバレる可能性がある
そして職場に税金が原因で副業がバレる理由は住民税です。
住民税は前年度にその人に一番多く給与を支払った職場に税務署から通知が行きます。
つまり私たちの本業の勤め先に、本業+副業で稼いだお金にかかる住民税が通知され、通知された額を本業の勤め先が給料から天引きするという仕組みです。
住民税でバレるというのは、本業の年収に対してよりも納付するべき住民税が高くなることでバレてしまうのです。
【住民税で副業がバレる例】
年収500万円(本業のみ)
=住民税24.4万円
年収550万円(本業+副業)
=住民税27.7万円
この差額で職場の経理の人が『あれ?』と思いバレることがあります。
しかし看護師の副業で変わる住民税程度なら各種控除の仕組みを使えばわからないようにできるので詳しくはこちらを参考にしてください。
それに他人の住民税が数万円違うことを目くじら立てて血眼で探すだけ労力の無駄だとは思いませんか?
単発バイトの副業収入程度変わる住民税だけでは職場から目をつけられることは殆ど無いでしょう。
まとめ
源泉徴収票で副業がバレることはありません。
源泉徴収票が重要なのは確定申告に必要だからです。
副業で給与所得がある場合(単発派遣バイトはこれ)は必ず確定申告をしましょう。
副業で得た給与が20万円以下の場合はこちらを参考にしてください。